上海でいろいろアートをみてきた (上海当代芸術博物館、RAM 他)

上海当代芸術博物館(万博跡地)『アンディ・ウォーホル展』













この美術館へ行くまでに一苦労。
万博跡なので、タクシーの運転手は実は道を知らない。
「上海当代芸術博物館、有名な博物館ではないの?」
「んなわけない!考えても見ろ、万博のためにできた道だけど、開催中はタクシーは進入禁止だ、知るわけない」
万博跡、非常にだだっぴろい、いろいろ残された建物の受け入れ先は決まっているようだが・・・


ウォーホル展、家族連れが本当に多かった。
子供向けワークショップをちょっと覗いていたが、実に楽しそうにしていた。
また、子供美術館ツアーみたいなプログラムでは、色鉛筆セットをもちながら、ずっと塗り絵をしていた。
また、iPadで自分撮りをした写真を、ウォーホル風に加工して、それを大きいスクリーンに投影するというコーナーもあった。


中国の美術館で毎回思うのは、観客が主役であるということ。
とにかく、作品とどう楽しむか。
日本の美術館でも、作品の撮影可という機会が増えたが、こちらでは、作品を撮影するのは当たり前。
しかし、本当に大事なのは、作品と自分をどう撮るかであって、あちらこちらで楽しい光景がみられる。
かといって、作品鑑賞の邪魔になっているわけでもない。
なぜなら、圧倒的に展示スペースがあるから、日本みたいに、行列して、ぎゅうぎゅうと少しずつ動きながら、息をひそめてみるというほことをしなくていい。
日本の美術館にいくと、狭さ、窮屈さに疲れる。
中国の美術館では、広さ、でかさに疲れる。
でも、疲労感には、徹底的な差があると思う。




その他、こちらのキャミソールのお姉さんによる兵馬俑展示は、誰の作品だったか・・・
ど忘れした。


RAM上海外灘美術館(虎丘路)





徐冰さんの「摩毯」が圧巻。
数年前の中之島ビエンナーレ以来にみましたが、この外灘美術館とのサイズ感がぴったり。
実によかった!



外灘地区もギャラリーなど多くなってきてるのですが、他に行ったのは、ボッテガヴェネタのギャラリーのみ。



森村泰昌さんばりの自分でなんでもコスプレして写真撮る作家が面白かった。
顔も少し似てた。