昔の文章を掘り返す【2003/12/07 (Sun) 探訪録 : BLUE LINE】

場所は新街口をもうちょっと、西単へ向けて、真っ直ぐ降りて、どっかと、どっかの交差点の四つ角の近くにあります。これでは、わかりづらいですね。

このCD屋さんなんですが、正盤しか扱っていないんです。(ほとんどね、少しは海賊盤あるのよ、やっぱ。)1Fがおそらく、一般大衆向けの品々で、国内、香港などのポップとかドラマVCDとか売ってます。でも、洋楽に関しては、他では売ってない、マニアックなものが売ってあって、結構うなされます。

さて、1Fなど、実はどうでもよく、奥の階段を上がり2Fへ行きます。ここが、聖地への階段なんです。

世界各国の実験音楽が全て揃い、中国物では、名だたるアングラ名盤が揃っていて、北京、いや全国でもこのような種類の音楽が買える店というのは珍しいのではないかと思います。

ちなみに、僕は、この店でI.S.Oとか、マヘルとか、ジム・オルークとか、不失者とか買いました。しかも、全部視聴させてくれます。優恵カードがあって、日本で買うより2.3割安いかな。

中国のアングラでも、SubJam製品や、香港のインディーレーベルものとか、台湾の少数民族ものとかあります。書籍でも、あの名著、北京新声も未だに売ってましたし、インディの映画VCDも数多く、この店ありきで北京のアングラ文化を独り占めした気分になれます。

しかし、今では、この店は、区画整理の地域であったため、なくなってしまった模様。移転先とかあるのか、知らないので残念でなりません。

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【2011年冬の加筆】

本当に素晴らしいCD屋さんでした。
I.S.O「重力時計」、GROUND-ZERO「革命京劇」、Maher Shalal Hash Baz「From A Summer To Another Summer」etc.
今でも、このお店で買ったCDを大事に持参しています。
このお店の優恵カードも、まだ持っています。