昔の文章を掘り返す【HoneyGun and more@ライン河声場 2000/02/25】

念願かない、中国に来て初めてのライブでした。
やはり、中国のライブと言うものを映像でしかみたことなかったので、ライブの会場(ライン河声場)の作りにびっくりした。
普通のバーにちょっとステージがあるだけの簡易なつくりで、日本で言うライブハウスというイメージは無い。
結構狭いうえに、造りがよくない、ステージの前のスペースが狭く、柱が邪魔をして人だかりでできるとすぐ見えなくなってしまう。
大抵の客は普通にテーブルにつきながらライブ見るようで、隣の部屋などにはカメラも設置してある。
僕はステージの前にスタンバイしたのだが、今日はマイナーなバンドなのであろうか、お客は少なかったので淋しい限りであった。


肝心のライブであるが、本日は4バンドが競演した。
まず、HoneyGunというバンド。
このバンドはボーカルのビジュアルを観てすぐ、マリリンマンソンを敬愛しているのがわかった。
実際に、曲の合間に”マリリン・マンソンが好きだ”とかなんとか叫んでいた。
Drは髪型が特徴がある。
Gは他のメンバーとは違った愛くるしいでぶっちょさん。でもテクニックは実にすばらしかった。
Bは普通の人。
このバンド実は最近力をつけてきて結構注目の的らしい。
音はメタル基調の程よいロックだったが、演奏が好きなバンドなのだろうか、ギター演奏のそれぞれが個々に走り過ぎて、楽曲としては盛り上がれないようだった。

あとの3バンドは手短に感想等、それ程のインパクトが無かったと言うことです。
紫環つうバンドは凄いメタルで、Voの声がきんきん言ってて相当ハスキーだった。
中国人のボーカルに特徴ある、高い音域のシャウトだった。
正直、可もなく不可もなく。

罌粟花(2000年5月に渡鴉楽隊と名義が変わったらしい)という失敗ビジュアルバンド。
明らかにこいつらは失敗。
なんか安っぽいスーツ着てて、GLAYの失敗版、音も最悪、いただけない。

花童というバンド。
音はタイしたテクニックも印象もなし、中途半端なメタルでボーカルの声がいまいちのりきらない。

まあ、初めてのライブにしてはそこそこ楽しめましたし、上々かな、初回にして中国メタルの洗礼を受けたような気がします。
<完>


HoneyGun


紫環


関連リンク

糖果槍楽隊 HONEY GUN
http://yaogun.com/artist/90beijing/honeygun.htm
紫環楽隊 PURPLE HALO
http://yaogun.com/artist/90beijing/zihuan.htm
渡鴉楽隊 DUYA
http://yaogun.com/artist/90beijing/duya.htm
花童楽隊 HUATONG
http://yaogun.com/artist/90beijing/huatong.htm

(上記リンクは中国揺滾DATABASE)より